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「論理トレーニング101題」(野矢茂樹著)と英語の文章の論理結合について

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大学受験勉強の初期にお世話になった本を紹介します。論理的に文章を読み解く能力を鍛える本です。

大学受験で使われる国語の問題は基本的に理解が難しい文章が使われます。それはつまり読者に言いたいことが伝わりづらい文章ということで、いい文章ではありません。しかし一応論理は通っている文章が使われているはずです。

この本でもあえて分かりづらい文章を例題に持ってきて、どういう論理構造になっているかを解説してくれます。特に、接続詞の使い方やそれが表す論理関係を深く理解することができます。
論理構造がわかれば、一応論理的に書かれた文章は、それが悪文だったとしても読み解くことができるようになります。受験国語では必須の能力ですし、新聞やインターネットに載せられている論理的におかしい話に騙されることも少なくなるでしょう。

私はこの本を読んだことによって、考えながら文章を読むという習慣が身につきました。私の人生を変えた本のなかの一冊です。

(しかしそのように深く読んでいると、センター試験の国語では全く時間が足りません。特に分かりづらい文章を用いますし、問題の選択肢も混乱させるものばかりでイライラしてしまいます。
個人的には、論理的な考え方ができる人は、むしろセンター国語の点数が取れないかもしくは時間が足りなくなると思います。センター国語で点数を取りたいなら、センター国語に特化した対策が必要です。しかし、センター試験で点数を取るための能力を鍛えるよりは、論理的に文章を読み解く力を鍛えることのほうが人生にとってはるかに重要だと思います。)

英語の文章の流れについて

ところで、英語で書かれた論文を読んでいると、日本人が書いた論文では接続詞が多く使われていて読みやすいのですが、英語ネイティブの人が書く論文では接続詞が最小限しか使われておらず、なめらかに読めないことが多々あります。
海外のニュースなどの日常的に見るような記事でも、英語の文章を日本語に翻訳したものを読んでみるとそう感じられると思います。

英語ネイティブの方が日本人向けに書いた英語の文章の書き方の本でも、接続詞はあまり多用しないほうが英語らしいと書かれていたことがありました。

なんとなくですが、アメリカンジョークを聞いたときもそのような感覚がないでしょうか?
聞いた瞬間は あれ? と思って、少しして意味を理解できると ああ面白いですね ということになることが多々あります。アメリカンジョークの場合はあえて分かりづらい流れにしているのかもしれませんが、普通の英語の文章でもそのようになっている気がします。
どうしてなのでしょう。

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