英語耳

[英語耳]という本がどこかである東大生のおすすめの本として紹介されていましたが、私もおすすめします。

コンセプトは、英語の発音ができれば英語のリスニングもできるようになる、というものです。前半で発音記号の読み方の説明をして、後半でどう練習するかの解説があります。大雑把に言うと、英語の歌を聞いて歌いながら練習するという感じです。

高校時代の私は英語が大の苦手でした。むしろそれが幸いしてこの本にたどり着くことができたのだと思います。あまりにも英語が苦手であったため、大学受験が迫ってきたときに私は中学の英語から復習しようと思いました。中学のはじめに学ぶのは英語の読み方、つまり発音のしかたです。しかし、使っていた教科書は適当にしか書いていないので、参考書が必要だと感じました。
そこで出会ったのがこの本です。大学受験の一年半前にこの本を手に取り、私は半信半疑でこの本の通りに実践しました。選んだ歌はその本でもおすすめされているカーペンターズのトップオブザワールドです。

私は人見知りもあるのでカラオケとかはいかない人で、基本的に歌とかは歌ったことがないのですが、このときだけはこっそり頑張っていました。もちろん英語の発音を正しくしているかどうかが重要で、歌の上手い下手は重要ではないので私みたいな人でも大丈夫です。

ちなみにこの本でおすすめされている方法をきちんとやると、300回歌を聞く必要があります。一曲3分とすると約15時間かかる計算になります。しかし学生なら学校まで行く間に時間があるので、一日10回聞く時間を確保するのは簡単だと思います。それを一ヶ月続ければ300回達成です。

どんな効果が?

正直これをやるだけでも確実にリスニングの実力が上がります。そもそも発音できないということは人の発音を聞いても区別ができないということになるので、発音に慣れるとより多くの情報が耳から入ってくるようになります。カタカナに直された英語の文章よりも、アルファベットで書かれたほうが情報が多く、読んでも誤解は少ないことからもわかるでしょうか。

しかしもっと重要なことは、正しい発音ができているという自信がつくことと、きちんと発音するのが楽しくなってくる、ということに尽きると思います。
人見知りが激しくてカラオケにいかないような人でも、声を出すと元気が出てきて楽しくなってきます。さらに英語を発音するには口や舌を大げさに動かす必要があるので、ある意味運動にもなります。運動しているとストレスを軽減するホルモンが出るので、継続してやりたいと思うようになります。これは黙読しているだけではありえないですね。文章がつまらなければ、黙読は辛くてすぐに飽きます。

そして発音するのが楽しくなってくると、英語の文章を音読することが楽しくなってきます。すると英語のリズムが体に染み込み、だんだんと英語の文章を頭から読むことに慣れてきます。ここまでくると長文読解の成績も良くなってくるでしょう。

英語の発音は英語の勉強の入り口です。中学英語が発音から入るのは理にかなっていると思うのですが、多くの人はほとんどスルーしてしまうでしょう。大学受験のときにそこまで戻る人も少ないと思います。しかし、「基礎」がなっていないと何を勉強しても身につきません。私が思うに、英語の「基礎」は発音から。ぜひこの本を使って、英語の勉強の入り口から入り直してみてください。

ちなみに私は子音の区別はある程度できますが、いまだに母音は区別つかないものがあります。子音だけでも区別して発音できれば十分だと思います。とりあえずそれでも300回達成してみましょう。新しい世界が見えると思います。

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