本の感想

「細野真宏の世界一わかりやすい株の本」(細野真宏著)と社会に寄付するという株の考え方について

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株を全く知らない人向けに書いた、株の仕組みを解説した本です。
私は大学に入ったとき、経済の仕組みについての教養を得るために株を始めようと思いました。そこでこの本に出会いました。

NISAが施行されてから株式投資が段々と浸透してきた気がしますが、まだまだ株と聞くと悪いイメージを持っている人がいると思います。たとえば、株をやっている人はお金に汚い人とか、楽して儲けようとしているとか、ギャンブルをしているとか、そういったイメージを持ってしまっている人がいると思います。

投資方法によってはギャンブルっぽくやっている人はいるにはいると思いますが、それは単にやり方の問題です。
また、楽して儲けているというのも違います。株をやるにはそもそも元手のお金が必要ですが、それを集めるのに頑張って働いて貯金しておかなければなりません。上に書いたイメージを持っている人が果たして十分な貯金をできるでしょうか?

社会に寄付するという株の考え方

株についての個人的な理解をここに書いておきます。
まず、会社が株を発行するとは、会社自体を分割して売りに出すこととも言えると思います。我々庶民は株を買って株主になることで、会社の一部を所有することになります。
実際、株主のほとんどが同意すれば、会社を解体してそのお金を株主に分配することができます。ですので、株を買うと本当に会社を所有していると思っていいのです。

会社がなぜ株を発行するのかというと、そうやって株を発行して売ればまとまったお金が手に入り、事業の拡大をすることができるからです。つまり、株を買ってあげることで会社にお金が届き、経済が回ってよくなるという意義があります。ですので、株を買うことは社会貢献といっていいと思います。

しかし、普段の株の売買では、会社が発行したものを会社から買うわけではありません。すでにその会社の株を持っている人から値段を交渉して買い取ります。
ここで、会社の事業がうまくいって会社の資産が増えると、株の価値も上がります。会社の資産は原理的には株主のものだからです。ですので、私がその会社の株を買いたいと申し出ても、以前よりも高いお金を出さなければ譲ってくれる人がでてきません。こうして株価が日々変動していくのです。
この変動を利用して、安く買って高く売る人がいます。これが株で儲けようとしている人が取る普通の方法です。

もう一つ、株主が得する点があります。会社は株を元手にしたお金で事業が成功すると、その感謝の印として、儲けて余ったお金を株主に還元してくれます。これが配当と呼ばれるものです。普通はお金でくれるのですが、会社によってはサービス券や割引券をくれる場合もあります。
この配当は一定の時期ごとにもらえるので、株を所有しているだけでお金が入ってきます。

。。。長々と基本的な知識を書いてしまいました。
私がここで伝えたいことは一つです。途中で述べたとおり、株を買えばそのお金が会社に届いて有意義に使ってもらえます。それによって経済が回り、ある意味では社会貢献になっています。
あなたのお金を銀行に預けておいても、そのお金はほとんど銀行にとどまってしまい、経済を回してくれません。そのお金で株を買うほうが、日本の経済にとっては有意義なのです。

私は会社に寄付をするという気持ちで株を買っています。それで数年後思い出したときに見てみると、その価値が増えていることがあります。しかし、それで儲けようという気持ちではやっていません。価値が減っても残念ではありません。私のお金で多少経済が回ってくれて、日本がいい方向に向かってくれれば、それで満足です。

数万円でもいろいろな会社の株を買うことができます。好きな会社に寄付をするという感覚で、みなさんも株を買ってみてはいかがでしょうか。

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