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「多動力」(堀江貴文著)と減点法による人の評価について

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ホリエモンの本を読みました。いろいろなことにチャレンジすることが、(ビジネスを含む)人生の成功の秘訣だというメッセージを送っています。
私のなんとなくの感想ですが、ホリエモンの考え方は極端な理系的考え方なように思えます。論理的とも言えますし、正論とも言えます。こういった考え方が嫌いな人が多いのも事実ですので、彼の考え方を毛嫌いして否定する反応はたくさんあるでしょう。私は物理学者で理系的考えに特化しているので、だいたい彼の言っていることはしっくりきます。(もちろんしっくりこない発言も多々ありますが。。)

ところで、たくさんのビジネスを展開していてものすごく忙しいホリエモンでも、睡眠時間はきちんと確保するようにしているようです。睡眠の重要性には全く同意しますが、意外でした。

私のビジネスマンのイメージでは、高レベルの仕事についている人は睡眠を削っている人が多いと思っていました。たとえば、外資系やコンサルタントに就職した人のエピソードを見てみると、睡眠時間を削って朝から晩まで働いているという人が多かったように思います。
このような分野で仕事をしている方々は地頭がよく、睡眠の重要性を肌で理解していると思います。それでも睡眠を削って仕事をしているようでした。人の入れ替わりが激しい分野ですから、おそらくそれで生き残った人が上司になっているのでしょう。このためにそういう雰囲気が出来上がっているのかもしれません。
しかし、ホリエモンはどんなに忙しくても睡眠は削らないようです。このほうが健康的ですし、仕事の効率も段違いで良くなります。こういう方が上司にいると日本の労働環境ももっと改善されるのかなと思います。

人を評価するときの減点法について

私は特に好き嫌いはありませんが、ホリエモンを毛嫌いする人はたくさんいるようです。そういう人たちはおそらく減点法で人を判断しているのだと思います。

どんなにエリートな人を見ても、一つ気に入らない点があると指摘しないではいられない。それだけに注目してこの人はだめだというレッテルを貼り、批判する。その人が特に素晴らしいことを成し遂げたとしても、それは加点しない。一言で言えば、偉い人や有名な人などの成功者の揚げ足をとりたがる。

これはとても簡単なことです。成功者のような特別な能力を持っている人たちは、能力に偏りのある人が多く、凡人よりはるかに劣った部分は容易に発見できると思います。間違った発言をしてしまうこともあるでしょう。
しかしそれだけに注目してその人を批判するのはフェアではありません。いろいろな良い点も見て、総合的に評価をすべきです。

特に政治関係では、テレビや新聞などのメディアが主導して批判先行の報道が多く感じます。しかしその人が成し遂げたことや社会に貢献したことも考慮に入れて、その人を弾劾すべきかどうかを判断するほうがいいのかなと思います。
とくに、リスクを取らずになにもしていない人は名前も上がらず批判にさらされません。しかしそういう人ばかりになってしまうと、社会が良くなっていくとは思えません。

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