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「わけあって絶滅しました。世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑」(丸山貴史著)と人類の将来について

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子供向けの本だと思いますが、いろいろな生物の絶滅理由を集めた本を読みました。あとにいくほど面白くなるのですが、並び順でちょっと損をしている気がします。

平和な島に生息していて天敵のいない鳥は、飛ぶ能力を失ってしまうことがあるようです。しかしそのうちの一部の種は、後の時代に猫やイタチなどの外来生物が持ち込まれてしまったときに、一気に絶滅してしまったようです。口を悪く言えば平和ボケ退化という感じですね。とても残念なことですが。

また、深海のような海の奥深くに逃げた生物はものすごい古い時代から生き残っているようです。実際、地表に隕石が落ちようが地上の酸素濃度が変わろうが深海にはあまり影響がないためなのでしょう。
この本とは関係ないですが、深海生物は想像上の宇宙生命体のようで、見ていて楽しいですね。

ふと思いましたが、宇宙に知的生命体がいる確率と、深海に知的生命体がいる確率はどちらのほうが高いのでしょうか。
進化によって知的生命体が現れるためには過酷な環境が必要だとしたら、深海も十分過酷な環境だと思います。
宇宙よりも探査が難しい深海は、いつになったらすべてが明らかになるのでしょうか。

ところで、動物園に行ったときにいつも疑問に思うことがあります。
パンダというのは笹だけを大量に食べて生きている動物ですが、日本ではとても繁殖が難しいというニュースをよく耳にします。中国から借りてきているパンダを日本の動物園で繁殖させようとしてもなかなかできなかったり、生まれてきたとしてもその赤ちゃんがすぐに亡くなってしまったりと、いろいろな困難があるようです。
私の疑問は、そのような生物がどうして自然界に残っているのかということです。自然界ではどうやって種を保存してきたのでしょうか。天敵があまりいないといっても、子どもを生んで育てるのが困難なら、どうして今まで残っているのか謎です。
人間が絡むと難易度が格段に上がるのでしょうか。それはそれで、そんなに繊細なのによく生きてこられたなと思います。

ちなみにこの本では、パンダと似た食生でより大食いな生物が絶滅したということも書いてあります。

人類の将来について

100年後にこの本を書いたらどうなるでしょうか。

人間は”頭が良すぎて”滅びました、か、人間は地球環境を破壊的に変化させたもののまだしぶとく生き残っています、でしょうか。

頭のいい人間は科学を発展させることに成功し、それによる恩賜で人工が爆発的に増えました。しかしその活動によって大量の温室効果ガスを撒き散らしています。このまま環境を変化させ続けたら、後の世代に必ず影響がでます。我々が生きている間はまだましかもしれませんが、人類という長い目で見たら生活が厳しくなる方向に向かっています。

また、核兵器などの大量破壊兵器を大量に保持している国家がたくさんあります。それほど大国ではなくても作れてしまう時代になってきました。とつぜん核戦争が始まって人類が滅ぶ可能性も否定できません。

人類は数十年前に、宇宙の始まり数分以降から現在まで138億年の時代をほぼ解き明かすことができました。それからたった百年後には、人類とともにその知識が消え去っているかもしれません。

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